事務所について

所長室だより

所長伊藤拓の雑感

五月の下旬から梅雨入り前までのこの時期。今年も家の前を流れる内津川の堤防に「蛍」が現れました。
先日の25日金曜日は、特に乱舞し、まさに蛍のネオンと言ったところでした。
「蛍の光」が頭に浮かんできました。灯りのない昔、蛍を集めその光で勉強したという「蛍雪の功」。貧乏な生活に負けず、苦労して学び、立派な成績を修めること、
良き諺ですが、今の時代には、敬遠されるんでしょう。
平成24年6月4日

海外流出

ご存知のとおり、日本の年金制度は、近い将来65歳にならなければ受給できなくなります。しかも、65歳以降においても、給与が高額であれば年金を受給できません。
一方、企業の定年年齢は依然60歳が大半を占め、再雇用や継続雇用の制度が有るものの給与は低く抑えられています。
この様な現状の中、手に職を持つ技術者や、専門知識を持つ技術者が、特に海外の新興国の企業に流出しています。
50歳代に差し掛かると、この先の、社内における自分の位置や老後の年金のことを考慮し始めるといいます。
60歳で定年退職すると、60歳からの5年間は無年金です。どう暮らしたらいいのか?
そんな時、いわゆるヘッドハンチングされれば、働き甲斐がある上、当事国ではかなりの高給、厚遇があります。
勤労意欲を損なう日本の構造は、優秀な日本の人材、技術がどんどん海外企業へと流れていきます。近頃、若くて優秀な派遣社員経験者も、正社員になれないということで、海外に出でいきます。海外の労働者を受け入れる前に、この流出を防ぐのが先ではないでしょうか?
平成24年6月12日

海岸線

いろいろな見方があるものですね。海岸線の長さを計測した、世界の国別ランク。
島国「日本」の海岸線は、国土の長さの10倍近い、約3万キロメートルで第5位。
第8位アメリカの2万キロメートルをはるかに超えています。日本と同じような島国イギリスは、約1万2千キロメートルで第12位。
世界一の海岸線を持つのは、断トツの約20万キロメートルでカナダ、2位は約8万キロメートルのノルウエー。海岸線の無い国が約30カ国。
見ているとなかなか面白いものです。
日本は、古来「敷島」と言いました。解説によれば、「四季島」から出たもので、春夏秋冬の季節が、日本ほど上手く巡ってくる国は他に無いとの意。
この四季のお陰で、日本は山の国・海の国となり、山も海もシワの多い複雑な地形を成し、価値ある可能性の高い土地が多く、活気に満ちています。
人間の頭の良さがシワの多さで決まる理屈と同じです。
やはり、イザナギ・イザナミの「大八州」の国生みの賢さに行き着いてしまいます。
平成24年6月20日

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