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所長室だより

所長伊藤拓の雑感

年金

年金問題、朝昼のワイドショーでも盛んに取り上げられています。
この仕事をしていて言うのも何なんですが、非常に不安、危険と思えてなりません。
人口からみてみると、
現在総人口約1億1000万人。
このうち就業者数は、約6200万人。
就業者の内訳は、自営業者565万人・家族従業者175万人・雇用者5450万人。ほとんどが年金受給者であろう65歳以上の人口が2900万人。
この先さらに少子高齢化が進み、人口が1億人を下回るとの予測からして、同じ割合で各年齢層が減少するということは有り得ず、高齢者の割合が増える逆三角形の年齢構成になるはず。この状況でどうやって保険料を徴収し、年金を給付するのでしょうか。確かに外国人労働者の受け入れも一案かもしれません。
現在、平均的一般サラリーマンの年金受給金額は、月額180、000円程度(厚生年金加入期間70歳までの間の約40年加入として)。
単純計算で平均的保険料(被保険者負担保険料月額31000円)を1年間かけても年間6000円(月額500円)程度の年金額にしかならないということです。ちょっと乱暴な計算ですが、厚生省の大丈夫という試案より分かりやすいのではないでしょうか。
平成23年12月1日

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