事務所について

所長室だより

所長伊藤拓の雑感

建国記念の日

2月の祝日は、建国記念の日でした。
戦後占領軍の意向で祝日でなくなった神武天皇が即位した日を、日本の建国された日として祝う紀元節が復活したもの。しかし、天皇中心の感がある紀元節を止め、平和を願う「建国を記念する日」として定められたとのこと。
「建国記念の日」が「建国記念日」でないのは、史実に基づく建国の日とは関係なく、建国された事実そのものを記念する日だからだそうです。
年間15日ある祝日、常に心に留め置くべきことなのにその日だけ祝い、思って終わる祝日であってはならないと思います。
平成23年3月7日

こんなボーナスがある

医療の進歩で高齢化が進み平均寿命が延びる一方、個人の生きる価値観の多様化や女性の社会進出が進み、生まれてくる子供が急激に減少する、少産少死型社会を迎えています。この少子高齢化に対応するため、国が打ち出した政策は、「男女雇用機会均等法」「男女共同参画社会の実現」「育児・介護休業法」等があり、夫婦で子供を見ることによって少子化を防ぎ、一人っ子が多い今、家族で両親の面倒を見るという、子供を産みやすい社会、育てやすい社会、両親の面倒を見やすい社会へと向かっています。
そんな中、育児休業からの復帰時に、休職前の年収の15%のボーナスを支給すると言うソフトウェア企業があります。
OECの哲学、「退職した社員以上に優秀な社員を中途採用できる可能性は低い」が背景にあるという。
平成23年3月14日

地震・津波

今回東北地方を襲った地震、津波は、とても悲惨な災害をもたらしました。
1人でも多くの方を救助し、被災された方への支援が十分であるよう願うばかりです。
現地で救援活動する自衛隊、消防、警察、各方面の皆さんに頭を下げつつ、少しでも力になることができるよう心がけたいと思います。
報道の中で、避難所にいる小学校高学年くらいの女子児童が、「家があり家族がいる、このことがとても幸せだということが良く分かった」と答えていました。この状況でこういうことが言えることに驚き感動しました。
日本への支援を申し出ている国、機関が100を超えるとのこと、人の不幸に国と国との関係に関わらずの援助、そして世界各国の報道の様子を心強く思ったのは私だけではないでしょう。
これを教訓にし、必ず元気な東北、日本へと復活することを確信します。なぜなら日本人だから!
平成23年3月24日

専業主婦の年金

年金の第3号被保険者とは、第2号被保険者の配偶者で、第2号被保険者の収入によって生計を維持する20歳以上60歳未満の人を言います。
法律上の文言は分かりにくいですね・・・簡潔にいえば、夫が厚生年金等の加入者で、その夫に扶養されている20歳以上60歳未満の専業主婦。
実は、昭和61年3月までは第3号被保険者はありませんでした。今で言う第3号被保険者は、国民年金に任意加入であったため多くの専業主婦が年金に未加入の状態でした。しかし、離婚という婚姻関係の打ち切りになると、多くの専業主婦は無年金になってしまう、これを救済するため、国民年金、厚生年金、共済年金共通の基礎年金制度ができ、専業主婦は保険料を負担することなく基礎年金に加入することができました。
しかし、この第3号被保険者は夫の就職、失業、転職の都度、自分の状況を自らが届出をしなければなりません。この届出を怠った専業主婦を救済すべき取り扱いが、今、問題となっています。
この時点で過去の届出の怠りを不問とし、真面目にきちんと届出をしてきた人と同様に年金を支給しようというものです。
「最小不幸社会」を目指すとはいえ、あまりにも「不公平」ではないでしょうか。
平成23年3月28日

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